交通事故事件の主な解決方法(示談交渉、裁判)
1 交通事故事件の主な解決方法
交通事故の損害賠償請求事件では、主に、「示談交渉」、「裁判(訴訟)」という解決方法があります。
2 示談交渉
(1)示談
示談は、和解と同じもので、当事者双方が互いに譲歩して、当事者の合意によって、事件を終了させるものです。
各当事者は、示談をするか否かの自由があり、示談をしなければならないことはありません。
(2)任意保険会社との示談交渉
任意保険会社との示談交渉は、弁護士に示談交渉を依頼する方法があります。
(3)示談交渉のメリット
裁判(訴訟)での解決と比較して、一般的に、早期の解決が可能である点が挙げられます。
(4)示談交渉のデメリット
裁判(訴訟)での解決と比較して、一般的に、低額な金額での解決になる点が挙げられます。
3 裁判(訴訟)
(1)裁判(訴訟)
裁判(訴訟)は、裁判所に訴状を提出して、裁判(訴訟)を提起することから始まり、裁判所から、判決が下されて終了します。
また、交通事故事件では、判決が下される前に、(訴訟上の)和解の試みがなされることが多い状況で、統計上は、交通事故事件の7割程度が、(訴訟上の)和解で終了している状況です。
(2)裁判(訴訟)の方法
裁判(訴訟)は、弁護士に依頼して行うのが一般です。
(3)裁判(訴訟)のメリット
示談交渉での解決と比較して、一般的に、高額な金額での解決になる点が挙げられます。
(4)裁判(訴訟)のデメリット
示談交渉での解決と比較して、一般的に、解決に時間がかかる点が挙げられます。
4 その他の解決方法
その他の解決方法としては、交通事故紛争処理センターを利用する方法などがあります。